こんにちは。
暑いですねぇ・・・。(汗)
早く気温18℃くらいになってほしいです。
クロバナロウバイのツボミ、ふたつ発見♬
今月の新企画『passione』展、2日め。
掛井五郎さんの熱 × 小泊良さんの熱
ぶつかり合い、同調し合い、
熱い熱い熱が発せられる展覧会になればと思います。
掛井五郎さん
来年90歳になられる掛井五郎さんの作品からほとばしるパワーには驚きの連続。
静岡で生まれた掛井さんは、絵の上手だったお兄様の影響もあり、
東京藝術大学にて彫刻を学ばれました。
以降、70年近くずっとずっと精力的に創作を続けておられます。
錚々たる芸術家とともに日本のアート界を牽引してこられた大御所ともいえる方ですが、
謙虚でにこやかで自然体。
掛井さんのアトリエやご自宅には所せましと壁にも床にも多くのアートにあふれています。
ブロンズの彫刻や油彩画もさることながら、
菓子箱やトイレットペーパーの芯がユニークに変身した作品に目を奪われる。
壁にかかっている絵も、カレンダーの裏に描かれていたり、
暮らしの中にある身近なものが画材となるのです。
なんと以前私が手土産にお持ちしたものの外箱と包装紙がアートに化けてプレゼントされ、大感激!
掛井さんの手から生み出された全ての作品に、
大人たちがとっくの昔に失ってしまったピュアで生き生きとした情熱が息づく。
どの作品も今にも動き出してきそうな躍動感と迫力が感じられます。
そう、それらは”生”。
生きている、ナマである、内から何かが生まれ出る、
・・・そんな感覚をダイレクトに覚えます。
掛井さんは食欲旺盛なのだそう。
きっとそれもご自身の”生(元気)”の源となっているのでしょう。
今回、彫刻、版画、ドローイング、ブローチ、作品集など、
掛井五郎さんのあらゆる作品の一端を展開いたします。
2年前、五郎さんのご長男・隆夫さんが財団を立ち上げられ、
膨大な作品の管理や展示手配を。
初日は隆夫さんが在廊され、お父様のことなどのお話を伺えますので、ぜひおいでくださいませ。
在廊日:1日(日)
小泊良さん
静岡出身、沖縄在住の小泊良さん。
年々活躍の場を広げ、いまや国内外でひっぱりだこの小泊さん。
その人気の理由を私なりに分析すると・・・・・。
絶妙な絵のテンポとバランスと間、造形美、潔いシンプルな線、
コッテリしているけど後味よし、器としての安定感、色彩、
・・・・・と、作為のない作為が、私たちのカラダに心地よくスッと入ってくるのだと考えます。
小泊さんはいつ会ってもテンションが平らだ。
でも内に秘めたる熱いものが感じられる。
発表の場がものすごい勢いで増えてきているのに比例して、
それぞれの展覧会で必ず出される新作も増えます。
絶えず新しいものを作りたいという小泊さんから常にフツフツと湧き上がってくる何か。
アイデアなのか経験なのか元々持ち合わせた能力なのか・・・・・。
もちろんそれらもあるのでしょうが、そもそも器に絵を描き始めたきっかけは、お子さんの絵本だそう。
子ども向けの明解で単純な絵が、小泊さんの手にかかるとたちまちクールな魅力に昇華する。
アトリエに行った際、出されたお茶とお菓子。
カップは小泊さん作、小皿は息子さん作。
息子さんの皿は何の違和感もなく、そこに描かれた絵は確かに小泊イズムでした。
二人の絵は、独自の空気を放っていて互いに溶け合っていることを目の当たりにし興味深く見入ったのでした。
テンでは3回めの小泊展。
今回はどんなおもしろいものが見られるのか楽しみでしかたがありません。
在廊日:1日(日)
昨日は、掛井さん、小泊さんがいらっしゃり、
たくさんのお客様や作家さん方が来られ、
にぎやかで慌ただしい一日でした。
今回の展覧会のために、
鹿児島や大阪からわざわざおいでいただいた方も。
アタマが下がります・・・。
今日は、掛井五郎さんのブローチをご紹介します。
掛井さんのブロンズの彫刻作品は、とてもとても素晴らしく、
スキだー! ウチに飾りたいー!
と思ったところで、ショミンの私には手が出る金額ではありません。(泣)
ですが、掛井さんのアーティスティックなエッセンスをコンパクトに凝縮したもの、
それが”身に着けるアート”のブローチなのです。
胸につけるだけで、一気にオーラをまといます。
これらは、掛井さんが造形したものから型を取り、
その型から鋳造で出された銅の本体にシルバーやゴールドでメッキしたもの。
本体は薄く作られており、軽量にできています。
裏側には安全ピンがついていて、服やバッグなどにつけられるようになっています。
また、同じく裏側に通し穴もあり、ここにヒモを通してペンダントにもなります。
今回は、テグスで天井から吊ってみたり、額装してみました。
現在あるものをザッとご紹介します。
お気に入りを探しにいらしてくださいね。
今月の月替わり期間限定カレーランチ は『季節の彩りカレー』
大多喜町の名店”蔵精”のシェフ・ばんちゃんの渾身のカレーが登場!
トマトはロースト、
玉ねぎはステーキでシャキシャキ感を残します。
ピーマンは網焼き、
茄子は蒸して、
人参は粗おろしで熟成酒粕と炒め煮。
それぞれの旨みを引き出し一皿にまとめられています。
水をほとんど使わず小麦粉も使っていませんので、
あっさりと食べやすく、素材の味がストレートに伝わります。
冷凍せずにご提供するので、具財の風味と食感が生きています。
テン初の冷たいカレーです!
付け合わせは『自然発酵オーガニック豆乳ヨーグルト』。
そのまま食べても美味しいですが、
カレーにかけるとマイルドながらも奥行のある味わいになります。
ラストオーダー:4時 (ただし、品切れ次第終了します)
1000円
ぜひお召し上がりくださいませ。
↓ 小泊さんの器づくしだー♬
さて、明日は、
月イチカルチャー『大人の書の会』の日です。
小筆で書く日常の書を習う講座。
きれいなだけではない、人柄を感じさせる、品のよさを感じさせる、
そんな“大人の字”を学びましょう。
講師:西尾修一さん
会費:2500円
参加ご希望の方は、本日17時までにご連絡ください。
昨日の閉店後、
掛井さん・小泊さんと”はなう”さんに食事に行きました。
掛井さんと小泊さんの2人展をどうしても実現したかったので、
こうしてご縁ができうれしく思います♪
ホキ美術館のスペイン展は、昨日が最終日でした。
5日からは新しい展覧会『サンドルフィ展』が始まります。
日本で発表されるのは初めてですが、
かなり斬新で刺激的な絵が見られるようです。
テンに作品集がありますので、ご興味のある方はご覧くださいね。
今日も外は暑いですが、
店内ヒエヒエにしてお待ちしています。
ではでは。